Ref.179174 Cal.2235 リューズ不良
本年1回目は、オーバーホールご依頼のRef.179174 Cal.2235
リューズを引いたときのクリック感がなくなってしまったとのことです。
通常リューズは、
1段目 ゼンマイ巻き上げ位置(ねじ込み解放)
2段目 カレンダー早送り位置
3段目 針合わせ位置
と各段の切り替え時には、クリック感があります。
クリック感を作っている部分です。裏押エの先端が折れています。
他のパーツもチェックしていきます。
今回の時計は、軽度の摩耗はみられましたが、交換の必要はなさそうなので、必要に応じ、磨いて洗浄いたしました。
正常なものと並べてみました。必要個所にオイル、グリスを指し、組立いたしました。
問題のクリック感も無事戻りました。
タイムチェック後、納品となります。