ダイヤルのヤケが素晴らしく綺麗な、Ref.16803がオーバーホールに持ち込まれましたので、ご紹介いたします。
普段使いされているようですので、自然と汚れが溜まっていってしまいます。 大きなキズや、伸びはなく
状態は良いものと判断できます。 内側のベゼルの下に若干のサビが確認できましたが、防水に影響がでるほどではないようです。専用の道具を使い、手作業で丁寧にサビを落とします。
クリスタルとパッキンの間も汚れが染み込むように入ってしまう場合があります。 洗浄し、パッキンの交換をいたしました。
金焼けと呼ばれる、金の経年による変色を大切にされている方も多いために、今回は汚れ落としのみとしました。防水検査を実施し、外装は完了となります。約40年前に製造された腕時計を気にせずに普段使いできるのは、ロレックスの優れた外装に守られているに他なりません。