年末年始のお休みが明けると同時に、大変多くの修理依頼品が到着しました。新年1回目は、その中から印象に残った1本をご紹介いたします。
手にとった瞬間にカラカラと聞きなれない音が
しました。内部は削れて発生した大量の金属粉が‥ バックケースの裏側にも、
積もるように金属粉が付着していました。
このような大量の金属粉を出す原因は
大抵ローター真の異常です。 今回は真の摩耗と同時に、ローター本体との
カシメ部分が外れてしまっていました。
もちろんオーバーホールは必要ですが、この状態でも
ある程度の精度で動いていたことが驚きです。
止まってから修理にお持ちになる方もいらっしゃいますが、今回の様に内部は酷い状態になっている場合もありますので、定期的なメンテナンスを心掛け、異常を感じた際は、お近くの店舗までご相談していただくことをオススメいたします。