今回は、ケースの3時位置に付いている、リューズ(竜頭)と、防水性能を格段に上げるためのチューブに起こったトラブルをご紹介いたします。
リューズを締め忘れたまま水に浸けてしまった結果、巻真にサビが発生してしまいました。サビの浸食が進むと、脆くなってしまいますので交換が必要となります。 ダイバー用のチューブですが、ケースに収まるネジ部にひび割れが起きていました。
試しに少し力を入れてみると、
あっけなくネジ切れてしまいました。 こちらは、使用中にリューズよりも先に、
チューブがケースから外れてしまった結果、
横方向の力が巻真に過度に伝わってしまい、
破損してしまったようです。 時計とブレスレットなどのアクセサリーを併用されていた結果、リューズが削れてしまい、中のバネが飛び出してしまいました。
他にもケース、ベゼル、クリスタル、写っていませんがブレスにも相当の摩耗が起きていました。
リューズは使う人と時計を繋ぐ大切な部品です。摩耗、変形、腐食は操作できなくなるばかりか、防水性能の低下を引き起こしますので、交換が必要となる場合がございます。