お客様の修理品のお見積りをする際には、経験を基に予測をしながら時計をチェックしていきますが、バックケースを開けなくとも、内部にサビが出ていることがわかる場合があります。
通常の使用では気がつきにくいのですが、
よく見てみると… 画像を拡大しなければ確認できないほど小さい点が、クリスタルの内側に付着しています。
こちらのシードゥエラーも、よく観察してみると… 内側にサビが付着しています。
今回ご紹介した2本は、どちらも10年以上メンテナンスを受けていない状態でしたので、各部のオイルが切れて摩耗が進行していました。今回の場合、サビや不具合があってからのメンテナンスとなってしまいましたので、交換部品も複数でてしまいました。快適に使い続けるためにも、ぜひ次回からは4年から5年に一度はメンテナンスにお持ちいただきたいと思います。
サビについてお話ししましたが、自宅の風呂場のドアノブがサビにより、崩れるように壊れ、危うく閉じ込められるところでした。早めのメンテナンスが大切だと実感いたしました。