カレンダー早送りの操作をすると、部品を破損させてしまう恐れがあるので、避けた方が良い時間帯があることをご存知でしょうか。今回は知らずに操作してしまった結果、部品が破損したCal.3135をご紹介いたします。
カレンダー送り車がロックしてしまう操作です。カレンダーが切り替わった後、1，2時間ほど針を逆回しすると、カレンダー送り車がロックしてしまいます。この状態を知らずに、早送り操作を強引にしてしまうと、カレンダー車や送り車、その他関連する部品の破損やカシメの緩みを招いてしまいます。
オーバーホール中にカレンダー車の歯が潰れるように破損しているのを発見しました。これは動画のような、早送り時にやってはいけない操作をしてしまった際につくキズです。他の箇所も確認します。
カレンダー送り車です。 
拡大すると、歯が変形していることが確認できます。
幸い、他の箇所は問題ないようでした。
このようなことが起きないように、20時～4時の間はカレンダーの早送りをしないよう、習慣にしておくことをオススメいたします。