リューズの手巻きによるゼンマイ巻上時に、空回るような症状が出るとのことで持ち込まれた、Cal.3135をご紹介いたします。
裏蓋を開けると、すぐに目に入ったのが、
丸穴車周辺のサビでした。 発生したサビは、機械全体に広がっており、
精度の低下を招いている状況でした。
丸穴車周辺のサビが酷かったことから、巻上時の抵抗が増したことで、キチ車に負荷が掛かり、歯が破損したものと予想できます。
こちらのロレックスも約8年間メンテナンスを受けていない状態でしたので、予防方法としては、メンテナンスの頻度を上げていただき、不具合を出さないことがポイントだとおもいます。