強い衝撃が加わると、ダイヤルのインデックスが外れてしまうことがあります。そのまま使用を続けると、外れたインデックスがダイヤルをキズだらけにしてしまいます。
また、ムーブメントにも影響が出ている可能性もありますので、内部のチェックも必要です。
9時のインデックスが外れています。インデックスは
1時位置に挟まっていましたので、ダイヤルに
大きなキズが付くことは避けられたようです。 クリスタルには大きく欠けた跡が残っていました。
割れていた場合、ダイヤルや針の交換の
可能性も考えられます。
念のため、その他のインデックスも
ダイヤル裏から軽く押してみたところ、 10時のインデックスのカシメもゆるんでいました。
外れたインデックスは裏からカシメ直します。
インデックスが外れていることに気が付いた際には、時計を出来るだけ傾けないようにし、さらにリューズを引いて針の動きを止めることで、キズを最小限に抑えることができます。
不意にロレックスをぶつけてしまうことを回避するのは難しいですが、その後の対処次第でキズや出費の程度も変わってくることがありますので、不用意に動かさず、修理にお持ちください。