水辺のレジャーが賑わう季節になってきましたが、それに伴い増えてくるのがケース内に水が入ってしまう事例です。
うっかりリューズを閉め忘れたり、メンテナンスを長期間受けていない劣化したパッキンで水につけてしまったりと原因はいろいろとありますが、一度ケース内に水が入ってしまうと、水分が自然と抜けることは期待できません。そして真水、海水問わず、驚くほどの早さで内部を錆びさせてしまいます。
画像ではわかりにくいですが、
クリスタル内側の淵に水分が確認できます。針の表面にも水分が確認できました。
水が入ってしまったことを自覚されていたため、
水没から持ち込みまでが素早く、
機械に深刻なダメージはなさそうです。
それでも、キドメネジは両方ともうっすらとサビがでていました。
今回は、水が入ってしまった自覚があったことと、その重大性をご理解いただけていたために、メンテナンスまでが早かったことが幸いし、機械のサビも軽度でしたので、部品交換は必要ありませんでした。しかし、ダイヤルのシミや塗装の浮きは時間が経過してから発生することもありますので、油断はできません。
水入りに関しては2018.10.04、2015.05.21、2014.11.13 でもご紹介しておりますので、あわせてご覧いただければ幸いです。