ロレックス サブマリーナー Ref.114060 オーバーホール

今回は、定期オーバーホールとしてお持ちいただいた、新品購入から約6年経過したRef.114060をご紹介いたします。 現在、特に精度の不良は感じていないが、パワーリザーブが若干短くなったような気がするとのことでした。大きなキズや、ひどい汚れもみられず、大切に使われていたことが伺える時計でした。

分解していくと、2番車の石に摩耗がみられました。分解していくと、2番車の石に摩耗がみられました。香箱を開けると、ゼンマイが切れる寸前の状態でした。香箱を開けると、ゼンマイが切れる寸前の状態でした。

 

止まりや、異音、異常が発生するまでメンテナンスをされない方もいらっしゃいますが、やはり異常が出てからでは、交換部品が多数発生したり、機械に大きなキズが残ってしまうこともあります。
今回はまだ異常が出る一歩手前でメンテナンスに出されたことで、機械に深刻なキズが残るようなことがなく済みました。