今回は、Cal.3135に採用されているテンプをご紹介いたします。
現在ロレックスのムーヴメントは、緩急針を
持たないフリースプラング方式を採用しています
高精度な部品の加工を必要としますが、緩急針方式では難しい細かな精度の調整が可能となります。
テンワの内側に大・小対についている
“マイクロステラナット”を動かし慣性モーメントを変更することで、
歩度を微調整することができます。
実際にマイクロステラナットを回して、
歩度の調整をしているところです。調整には専用の工具が必要です。
ロレックスのダイヤルに表記されている、高い精度を表す、"SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED"は、このテンプが支えていると言っても良いでしょう。