ロレックスの高い防水性能を保つためには、パッキンの定期的な交換が欠かせません。今回は、修理に持ち込まれたRef.5513のパッキンをご紹介いたします。
いったいどのくらいの時間、
メンテナンスされていなかったのでしょうか本来、丸い断面のバックケースの
パッキンが完全に潰れて、硬化しています。
柔軟性を失ったパッキンは、少し引っ張った
だけで切れてしまいました。防水性能が保たれて
いないことは、想像に難くありません。
新しいパッキンに交換いたしました。高品質なパッキンでも、性能を発揮できる期間には
限界がありますので、定期的な交換が必要です。
もちろんチューブのパッキンも同じです。
こちらも新しいものに交換いたしました。
今回ご紹介したRef.5513は、長い間使用されずにしまわれていたようで、パッキンは硬化していましたが、サビはほとんど発生しておらず、内部の状態も比較的良いものでした。