Ref.16800とRef.168000

今回は、手元にRef.16800(製造1983年頃)とRef.168000(製造1987年頃)がありましたので、簡単に比較してみました。

Ref.16800は、1980年に登場したサブマリーナデイトです。
Ref.1680からの大きな変更点は、機械がCal.1570からCal.3035に。
プラスチック風防からサファイアクリスタルになり、防水性能も200mから300mになりました。

Ref.168000は、1980年代半ばに登場。
Ref.16800の後継ですが、見た目の変更は特になく、素材のステンレススチールが316Lから904Lになったとされていますが、バックケースやギャランティーにはRef.16800と記載されていて、謎の多いモデルです。

左、16800 右、168000左、16800 右、168000左、16800 右、168000左、16800 右、168000

 

両方ともバックケースには、16800の刻印があります。両方ともバックケースには、
16800の刻印があります。

 

機械はどちらも、Cal.3035が搭載されています。機械はどちらも、Cal.3035が搭載されています。

 

Ref.16800Ref.16800Ref.168000には、機械を出し入れする際に、キドメネジを逃がす切り欠きがあります。Ref.168000には、機械を出し入れする際に、
キドメネジを逃がす切り欠きがあります。

 

ブレスは、どちらも93150です。ブレスは、どちらも93150です。ブレスは、どちらも93150です。

 

Ref.16800Ref.16800

 

Ref.168000 表面の腐食が進んでいます。 書体もずいぶん違います。Ref.168000
表面の腐食が進んでいます。
書体もずいぶん違います。

 

今回の比較は、偶然手元にきた2本を比べたもので、純粋なRef.16800とRef.168000の比較にはなりませんが、多少でも参考になれば幸いです。
また機会があれば、本当に素材が違うのかも専門の分析器などを使って調べてみたいとおもいます。