デイトナ Cal.4130
Cal.4130に新しい部品が使われていることに気が付きました。
今回はその部品をご紹介いたします。
自動巻き機構を外したところです。中心に見えるパーツが新しくなった部分です。機械の反対側でクロノグラフ針が付く部品です。歯先にとても細かな加工がされております。
新型ムーブメントCal.3255のガンギ車と同じ、LiGA(Lithographie Galvanoformung Abformung 電鋳による微細加工技術)による精密加工によるものと思われます。
左 旧 右 新
素材も違うようです。以前の部品の場合、クロノ針の動きを一定にするため(バックラッシュを抑える)、写真のようなバネがありましたが、新パーツ搭載の場合は省かれていました。
さらに分解していくと、4番車(先端に秒針が付きます)のクラッチに動力を伝えるカナにも同様の加工がされていました。ランダム品番の中でも、比較的新しい機械に使われているようです。
また詳しいことが分かり次第、ご紹介したいと思います。