このブログでも何度もご紹介している誤操作によるカレンダー不良ですが、やはり二月に1本はこの症状で修理に持ち込まれている状態ですので、改めてご説明いたします。
カレンダー送り車の歯が欠けたことで、日付が変わらなくなってしまいました。 なぜこのようになってしまうのでしょうか?
それは、針を逆回転させたのちにカレンダー操作を行ってしまったことです。反時計回りに針を回してしまうと、カレンダー車がロックした状態になってしまう時間帯が存在します。その状態で、早送り操作をしてしまうと、カレンダー車に特有のキズがつきます。 殆どの場合、カレンダー車はわずかに変形する程度ですが、この操作をしてしまうと、送り車やコテツ車が破損したり、中間車のカシメが緩んだりと、どこかが壊れます。
ご紹介した、やってはいけない操作を認識していないと、たとえ新品を購入直後でも機械を壊してしまうことになりますので、必ず取り扱い説明書やショップの店員さんにご確認ください。こちらのブログでも、2016年6月9日の記事で破損の仕組みを詳しく解説しておりますので、併せてご確認ください。