オイスターフレックス

2015年に登場したロレックスのオイスターフレックスブレスレット。一見しただけでは一般的なラバーベルトと何が違うのかわかりませんでしたが、オーバーホールで持ち込まれる個体も増えてきて、その実力が徐々に明らかになってまいりました。

メイン素材はチタンとニッケルの合金製ブレードをエラストマーでコーティングした仕様メインの素材はチタンとニッケルの合金製ブレードをエラストマーでコーティングした仕様となっています。Ref.116655 Cal.3135搭載のヨットマスターです。 Ref.116655 Cal.3135搭載のヨットマスターです。

 

一番の特徴は、なんといっても裏側に施されたこの立体的なクッション機構でしょう。 一番の特徴は、なんといっても裏側に施されたこの立体的なクッション機構でしょう。初めて見た時は繰り返しの使用で千切れてしまうのではと思いましたが、まだそのような報告はありません。一般的なラバーベルトは、時計本体と手首の間に隙間ができやすい一般的なラバーベルトは、時計本体と手首の間に隙間ができやすく、ケースの形状やサイズによってはフィット感がいまいちというものもありましたが、オイスターフレックスは見事に解決されています。

 

接する部分は実際に使用していると力が一点にかかり、ひび割れなどが起こりやすくなる 気になるポイントとして、中板の端と接する部分は実際に使用していると力が一点にかかり、ひび割れなどが起こりやすくなるのですが、約7年使用されたこちらのロレックスには、まったくその兆候は見られませんでした。ケースとブレスレットの間の隙間が無いようにされていますが… デイトナでは、専用のフラッシュフィットが用意され、ケースとブレスレットの間の隙間が無いようにされていますが…

 

Ref.116655では、このように隙間を小さく抑える工夫が施されています。 Ref.116655では、ケース側を大きく削ることで、ブレスレットとの隙間を小さく抑える工夫が施されています。

 

機能と耐久性を兼ね備えたオイスターフレックスブレスレットは、外部からの影響も受けにくい素材を使用しているので、樹脂製品などと長時間接触させてしまっても変形しづらくなっているそうですが、そうなってくると唯一の弱点は熱ではないでしょうか。うっかり熱せられた金属などに触ってしまうと、溶けてしまうことが考えられますので、火傷と同時にご注意ください。