リューズの先の部分は巻真と呼ばれ、ゼンマイを巻き上げたり、時刻合わせなどを行うための大切な部品です。使い方を誤ったり、メンテナンスを怠ってしまいますと、この巻真が折れてしまったり、錆びてしまうことがあります。
巻真の先端近くで折れています。 この折れ方は、ほとんどの場合メンテナンス不足により、内部の動きがスムーズでなくなり、リューズ操作の際に余分に力がかかってしまったことによります。
メンテナンス不足によるパッキンの劣化や、 リューズの締め忘れによる防水不良によって、
サビが発生してしまったケースです。 巻真が上記のような場合、ムーブメントの状態も酷く悪くなっていることが多々あります。
使い方にもよってしまいますが、4年~5年に一度はメンテナンスをしていただけますと、快適に使い続けることもでき、一回の交換部品代も抑えることができるかと思います。
近所に咲いていた彼岸花もすっかり花が萎れてしまいました。小さな頃は、この萎れた彼岸花が群生しているのが、不気味にみえて未だに苦手です。