ロレックス オイル切れ2

前回に続き、オイル切れによる不具合のご紹介です。
長期間のメンテナンス不足により、自動巻き機構に深刻なダメージを負ってしまった2本のロレックスが持ち込まれました。

Cal.4130 Cal.4130。リバーシングホイールとリバーサーの固着により、手で巻き上げた際の力が逃げずにローターまで伝わっていました。完全に固着してしまったリバーシングホイールとリバーサー 完全に固着してしまった
リバーシングホイールとリバーサー

 

結果的に、力に耐えられず巻上車の歯が欠けてしまいました。 結果的に、力に耐えられず巻上車の歯が欠けてしまいました。こちらもオイル切れの動きの悪さから、 こちらもオイル切れの動きの悪さから、

 

リバーシングホイールの歯が削れてしまっています。 リバーシングホイールの歯が削れてしまっています。良品と比べると、どれだけ削れていたかよくわかります。 良品と比べると、どれだけ削れていたかよくわかります。

 

今回は、これほどの不具合が出ていながらも、ある程度の精度で時計が動き続けていたことが、症状の悪化を招いた原因の一つであったかもしれません。メンテナンスは機械式時計を使用する上で欠かせません。また、不具合を感じましたら、お近くの店舗までご相談ください。

 

梅雨も明けて、いよいよ夏本番です。 梅雨も明けて、いよいよ夏本番です。マスクが煩わしい季節ですが、夏バテとコロナに負けずに乗り切りたいですね。