まだまだ残暑が厳しいですが、朝夕は少しずつ過ごしやすくなってきました。この季節になると、夏に行った水辺のレジャーが原因なのか、ケース内に水が入ってしまい、サビが発生してしまったロレックスの修理依頼がきます。
サビが出ています。 クリスタルの内側にまでサビが来ていました。
ベゼルを外しました。
案の定大量のサビが発生していました。 ベゼルの内側にもサビが…
丁寧にサビを落とします。 発生したサビが酷く、腐食が進んでいました。
サビは落としましたが、腐食が酷いために、
このままでは防水性が損なわれてしまいました。
防水性能を取り戻すためには、ベゼル、ケースの交換が必要となってしまいました。ロレックスでは、通常時計に使われるステンレスよりも腐食に強い904Lステンレスを採用しています。
しかし、それでも完全にはサビを防ぐことは出来ません。一番大切なのは、適切な使用方法とメンテナンスです。メンテナンスとは、修理業者に出すことだけではなく、使用後に軽く拭いたり、異常が無いかチェックすることも含まれます。時計に異常が発生したときには、まず使用している方が異常に気が付かないといけません。
今回も、早めにお持ちいただければ、高額な修理費用が掛からなかったかもしれません。