今年の夏は、新型コロナウイルスの影響により、水辺でのレジャーの機会が格段に減っていると思われますが、それでもこの季節になると増えてくるのが、時計内部に水が入ってしまったという修理依頼です。
Ref.177200
リューズを開放したまま水に浸けてしまった
とのことで、お持ちいただきました。
一見、水が入った様子はありませんが… ローターに腐食をみつけました。
キドメネジ、キドメ板にサビがでていました。
多くないものの、水が入っていたのは確かなようです。
このままオーバーホールとなりました。 Ref.116234
クリスタルの内側に水滴が付いています。
サビが大量に出ています。
一刻も早いオーバーホールが必要な状態です。 過去の水入りのロレックスの部品です。
水が入ってから放置期間が長く、気が付いたときには
このような状態となっていました。
水入りを放置してしまうと、多数の内装部品の交換が発生してしまうばかりか、ダイヤルや針にも腐食や塗装の剥がれなどが起こってしまいます。水辺でお使いの際は、リューズの閉め忘れと、使用後の状態の確認をおこなってください。また、防水性能は適切なメンテナンスがされていることが前提となりますので、定期的なオーバーホールもお忘れないようご注意ください。