長い期間メンテナンスを受けていない機械をオーバーホールすると、高い確率でサビの発生や、摩耗している箇所があります。
これは、オイル切れにより極端に摩擦が増えて摩耗が進むのと、オイルの被膜が無くなったことで腐食(サビ)が進んで発生してしまうからです。
今回は、いろいろなムーブメントのサビの発生している部分をご紹介いたします。
Cal.31系でメンテナンスが足らないと、
サビ、摩耗がおこる、ローターの真です。
異音や振動の元にもなります。 Cal.3186の4番車です。
こちらもよくサビ、摩耗が発生します。
放置期間が長いと、時計全体が錆びてしまう
こともあります。酷い場合、
バックケースが開かないこともあります。 錆びている部品を見ることは本当に多くあります。
磨いて再使用できる場合もありますが、 交換になることもあります。
定期的なメンテナンスで、交換部品を少なくすることもできますので、最近メンテナンスをされていない方は、この機会にいかがでしょうか。