今回ご紹介するのは、カレンダーが23時40分ごろに切り替わるようになってしまったというCal.3135です。 当ブログでも過去にご紹介したことがございますので、カレンダーの早送りをしてはいけない時間帯があることをご存じない方は、併せてご覧いただければと思います。
カレンダーの切り替わり時間がズレた原因は、
送り車の歯が欠けたことによるものです。 その原因は、誤った日付、時刻合わせのやり方です。
カレンダーディスクに盛り上がるような
キズが付いています。
内側の歯にもキズが確認できます。
これは、間違えた早送り操作によって
カレンダーディスクに大きな力が加わった痕です。
一部のモデルを除きますが、日付や曜日、時刻を合わせる際に重要なことは、針を逆回転させないことと、日付の変わる前後4時間は早送り操作を避けることです。
詳しくは、 (2016.6.9 掲載:ロレックス デイトジャスト Ref.116234 カレンダー不良)に解説していますので、内部の動きを理解して、余計な破損を防ぎましょう。