ロレックスの中でも、特に高い防水性を誇るシードゥエラーですが、メンテナンスを怠れば、防水性を保つことはできません。
約10年間、メンテナンスを受けていなかった、Ref.16600 シードゥエラーです。クリスタルのパッキンに汚れが侵入しています。
正面からでもハッキリと確認できるほどの汚れです。パッキンの劣化もかなり
進んでいることが予想されます。
シードゥエラーに限ったことではありませんが、ダイヤルに表記されている防水性能は、定期的にメンテナンスを受けていることが前提のものです。
特にシードゥエラーは、基本のパッキンのほかに、ガスエスケープバルブのパッキンの劣化、汚れ、異物の侵入などで普段使いでも防水不良を起こす可能性がありますので、メンテナンスのタイミングにはよりシビアにならなくてはなりません。