修理依頼品をチェックする過程でサファイアクリスタルにキズが付いている時計は多々ありますが、今回はその中でも、お客様自身気が付いていないであろう、要注意のキズをご紹介いたします。
この様なキズは、時計を見るたびに目に入り
ますので、気が付かないことはないと思いますが…要注意なのは、このようなキズです。
完全に欠けていれば、爪でなぞると引っ掛かりますが、
この段階だと内部に亀裂が入っているだけですので、
見落としてしまうこともあるとおもいます。こちらも、表面にはほとんど現われないキズです。
もう一度衝撃が加わると、かんたんに割れて
しまうこともありますので注意が必要です。
洗浄作業でも、この様なキズが原因で、やむを得ず作業が中断する場合もあります。
この様に、ふつうでは発見し難いキズがあります。作業を進行するうえで、お客様に破損の危険があることを承諾いただくこともありますが、何卒ご理解いただければ幸いです。