今回は、新旧ミルガウスが偶然手元に来ましたので、この機にガウスというものを調べてみました。
MILGAUSSとは、フランス語の1000=milleに、磁束密度の単位のgaussを合わせたものです。
磁気シールドに刻印されたBは、磁束密度を表しています。
金色の磁気シールドと、裏蓋にはガタつきを抑えるバネが入っています。
ご存知の方も多いかと思いますが、現在はG(ガウス)に替わり、T(テスラ)が使われおります。1G=0.0001Tですので、1000Gは0.1Tとなります。フランス語ではzero virgule un teslaとなるようです。
テスラが国際単位に定められたのが1960年、Ref.6541ミルガウスが発表されたのが1956年ですので、テスラの国際単位採用が数年早ければ、もしかするとミルガウスという名も違っていたのかもしれません。