今回は、止まってしまったCal.3185の4番車をご紹介いたします。
4番車は先端に秒針がついている歯車です。
Cal.31~系の中でも、3185・3136などに使われているものは、他と比べ、少し長いためか、摩耗、サビによって交換が必要となることが多々あります。
止まる以前から、パワーリザーブの低下や精度の
不良があったと思われますが、そのまま使い
続けたためにサビが進行し、極端な抵抗となって
時計を止めてしまいました。
今回の時計は約7年間メンテナンスをされていない状態でした。
使用状況や個体差がありますので、一概には言えませんが、メンテナンスのサイクルを短くしていたら、防げていたかもしれません。