Ref.1680 オーバーホール
前回より引き続き、オーバーホール作業をご紹介いたします。
洗浄を終えたパーツを組んでいきます。
ガンギ車の石をセットし、必要部品にエピラム処理をいたします。
先ずは輪列から組み立てていきます。
現行の機械よりもチェック、調整に時間がかかります。機械を裏返して、裏まわりを組みます。
表側、丸穴、角穴車を取り付け、
3番車のホゾに出車を取り付けます。出車を回して高さのばらつきをチェック、
調整いたします。
テンプを取り付け不具合がないか、
チェックいたします。その後再び裏返し、
カレンダーまわりを取り付けます。
ダイヤル、針を取り付けます。各部に接触
しないよう取り付けるのは、とても気をつかいます。ホコリが入らないように、ケースに納め、自動
巻き機構を取り付けましたら、組立作業は完了です。
タイミング調整などのランニングテストを経て納品となります。