Ref.218239 Cal.3156
今回は、デイデイトIIのオーバーホールの様子をご紹介いたします。
時間の進みがみられるとのことですので、原因をさがします。
針を外します。ダイヤルの下は、日付、曜日2枚の
ディスクが重なって入っています。
ANGLAISとは、フランス語で英語のことです。
テンプのヒゲが絡んでしまっていました。
外部からのショックが原因と思われます。慎重にほどいて、元の形に整えます。
分解、洗浄し、組み立てていきます。カレンダーディスクの受けを付ける前の状態です。
送り車の形状が、他の機械とは異なっています。
受けを取り付けました。
その際、送り車のツメの位置に注意が必要です。カレンダー、ダイヤル、針を取り付け、各部の動きをチェックし、ケーシングをいたしました。
この後は、時間の微調整と
パワーリザーブのチェックをいたします。
機械をケースに納めるケーシングですが、クリスタルの内側に、一切のホコリ、くもりがないことを確認します。
昨今のルーレット刻印のあるモデルは、刻印に繊維などのホコリがひっかかりやすいため、特に注意を必要とします。