Ref.16550 Cal.3085
前回に引き続き、Ref.16550 Cal.3085の組立から納品までをご紹介いたします。
洗浄を終えた部品を、汚れの取り残しなどに
気をつけながら組み立てていきます。
写真は、丸穴車です。こちらも逆ネジを表す
3本の溝が入っています。問題個所もなく、組立はとてもスムーズでした。
貴重なアイボリーダイヤルの裏面です。
撮影にもとても気を使いました。
針を取り付け、ケーシングいたしました。
針が4本あるので、針同士の隙間が
とても狭くなります。
それぞれがぶつかったり、ダイヤルに擦らないように
慎重な作業が必要となります。組立時に姿勢差や精度の確認をしておりますので
ここでは微調整となります。
実際に時計を動かして、日差を最終確認いたします。
その後、パワーリザーブの確認をおこないます。精度など、すべての作業が終わったら
裏蓋を専用工具で締めこみます。
力加減にも注意が必要です。
ブレスをつなぎます。
キズを付けないように、慎重な作業が続きます。無事にお店に届くように大切に梱包いたします。
精密機械の輸送には大量のクッション材を使用します。
とてもコンディションの良いアイボリーダイヤルでした。
年々希少性が増すヴィンテージロレックスの状態を少しでも保てれば幸いでございます。