ロレックス シードゥエラー Ref.16600のケース構造

今回は、ロレックス シードゥエラーのケースの構造をご紹介します。

ロレックスのダイバーズウオッチといえば、ほとんどの方がサブマリーナーを想像されると思いますが、
そのさらに上をいく、防水性能を誇るのがシードゥエラーです。

外した順に並べてみました外した順に並べてみました。
通常はクリスタルを外側からベゼルで押さえつけているのに対し、シードは写真のようにクリスタルの内側に金属の輪をはめて、ケースに圧入という方法でできています。
ガスエスケープバルブですシードゥエラーの最大の特徴である
ガスエスケープバルブです。
通常はバネの力で閉じています。

 

ガスエスケープバルブを内側からみたところですガスエスケープバルブを内側からみたところです。内側から押すとバルブが開きます内側から押すとバルブが開きます。
実際には飽和潜水後の減圧室で、ケース内に入ったヘリウムガスが徐々に抜けていくので、このようにはっきりと開くことはないと思われます。

 

オーバーホールを終えた機械をケーシングしました防水試験後、オーバーホールを終えた機械をケーシングしました。

 

圧倒的な防水性能を誇るシードウェラーも、パッキンが劣化していては意味がありません。
時計の状態を知る上でも、定期的なチェックをおススメ致します。