修理に持ち込まれたロレックスの中で、偶然にも歴代のシードゥエラーが手元に揃いましたので、ご紹介したいとおもいます。
歴代のシードゥエラー上段左から、
Ref.1665 Cal.1570 1967~80年頃 610m防水
Ref.16660 Cal.3035 1978~90年頃 1220m防水
Ref.16600 Cal.3135 1990~2008年 1220m防水
Ref.116600 Cal.3135 2008~2017年 1220m防水
下段
Ref.116660 Cal.3135 2008~2018年 3900m防水
Ref.16600のガスエスケープバルブです。Ref.16600のガスエスケープバルブです
飽和潜水時にケース内に入り込んだ、高圧のヘリウムガスが減圧後にも残ってしまい、内外の気圧差からケース、クリスタル等を破損させてしまうのを防ぐため、ケース内のガスを外に逃がすための機構です。日常的に使用するのであれば、この高い防水性能は必要ないものとおもわれますし、エスケープバルブが防水不良の原因となることも多々あります。このプロスペックの時計を使用するのであれば、メンテナンスにも気を付けなくてはなりません。非常に所有する方を選ぶモデルと言えるかもしれません。